賃貸に住んでいても太陽光発電の設置は可能?メリットや手順を解説!
都心部では、土地が狭いことから一戸建て住宅よりも賃貸共同住宅の方が多いという現状です。ところで家庭用の太陽光発電というと、一戸建て住宅での設置のイメージが高いといわれています。では、賃貸共同住宅でも、太陽光発電の設置は可能なのでしょうか。今回は、賃貸共同住宅に太陽光発電の設置は可能なのかについて詳しくご紹介します。
太陽光発電は賃貸でも設置可能!
それでは、さっそく賃貸における太陽光発電についてみていきましょう。
太陽光発電は賃貸共同住宅でも設置は可能なのか?
結論からいうと、太陽光発電は賃貸マンション・賃貸アパート・その他賃貸共同住宅のいずれであっても設置することは可能です。
賃貸共同住宅での太陽光発電の設置者はだれになるのか?
賃貸共同住宅での太陽光発電の設置者は次のいずれかです。
①賃貸物件のオーナー様
➁各住戸部の入居者
賃貸共同住宅に太陽光発電を設置した時の電力の利用方法とは?
賃貸共同住宅に太陽光発電を設置した時の電力の利用方法は次のいずれかです。
①オーナー様の部屋で電気を使う
賃貸共同住宅に太陽光発電を設置した時の電力は、オーナー様の部屋で利用する方法があります。これによりオーナー様は電気代を無料にすることができます。
➁賃貸共同住宅の共用部で電気を使う
賃貸共同住宅に太陽光発電を設置した時の電力は、賃貸共同住宅の共用部で電気を利用する方法があります。これにより賃貸共同住宅内の共用部でかかるすべての電気は無料にできます。
➂各住戸へ電気を供給する
賃貸共同住宅に太陽光発電を設置した時の電力は、各住戸へ電気を供給する方法があります。これにより毎月かかる賃貸共同住内の各住戸の電気代を無料・または安くできます。結果、賃貸共同住宅に入居を促すための集客施策にすることが可能です。
賃貸で太陽光発電を設置するメリット・デメリット
賃貸共同住宅を設置すると、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
メリット① 電気代を削減することができる
1つ目のメリットは賃貸共同住宅内にかかる電気代を削減できることです。賃貸共同住宅内では、さまざまな場所で電気が使われています。そのまま電気会社から電気を使っていると毎月大変な金額です。
とくに大きなマンションになると電気代はかなりかかります。賃貸共同住宅に太陽光発電を設置することで、電気代を削減できます。
メリット➁ 売電をすると収益が入る
2つ目のメリットは賃貸共同住宅に太陽光発電を設置し、売電をすると収益が入ることです。太陽光発電は売電することで収益があがるビジネスモデルです。
年々買取価格は下がってはいますが、一度売電を開始すると10〜20年間は買取価格が固定されるので毎年安定した収益をあげられます。太陽光発電による売電は株式投資よりもはるかに安全です。
デメリット メンテナンスが必要になる
これは賃貸に限らずですが、太陽光発電のデメリットはメンテナンスが必要になることです。一般的に、太陽光発電は屋根や屋上など、建物の中でももっとも高い位置に設置されます。そのためさまざまな悪影響を受けます。
具体的には台風被害・豪雨被害・積雪被害・黄砂被害・鳥獣被害などによる破損・汚れなどが起こり、修理や交換が発生します。また各パーツの寿命もあるので、壊れたパーツはすべて交換しなければなりません。
賃貸共同住宅に太陽光発電を設置すると、メンテナンスが必要になります。
賃貸での太陽光発電設置方法と費用の目安
賃貸共同住宅での太陽光発電の設置はどんな方法なのでしょうか?また太陽光発電を設置すると費用はどれくらいかかるのでしょうか?こちらでは賃貸での太陽光発電設置方法と費用の目安について詳しくご紹介します。
賃貸共同住宅での太陽光発電の設置方法とは?
賃貸共同住宅での太陽光発電の設置方法は次の4つの方法があります。
①賃貸共同住宅の屋根に太陽光発電を設置する方法
➁賃貸共同住宅の屋上に太陽光発電を設置する方法
➂賃貸共同住宅の庭に太陽光発電を設置する方法
④賃貸共同住宅の各住戸のベランダに太陽光発電を設置する方法
ベランダや庭で太陽光発電する場合、太陽光パネルの大きさ必然的に小型のものになります。そのため、あまり多くのエネルギーを吸収できず、太陽光発電だけで電気代をすべて賄うのは難しいでしょう。
賃貸共同住宅での太陽光発電の設置費用の目安とは?
賃貸共同住宅での太陽光発電の設置費用の目安は次の通りです。経済産業省が公表した2021年設置分の住宅用の太陽光発電システムであれば、おおよそ1キロワット当たり28.8万円かかります。
また新築物件への設置費用は28万円、既存物件への後付けはおおよそ30.2万円です。仮に5キロワットであれば、単純に5倍になり144万円になります。
もし賃貸共同住宅で太陽光発電をするならば、新築工事の時に設置した方が安くなります。ぜひ、ご検討されてみることをおすすめします。
まとめ
今回は、賃貸共同住宅に太陽光発電の設置は可能なのかについてご紹介しました。今回のポイントをまとめると、賃貸共同住宅に太陽光発電の設置は可能であるということです。
賃貸共同住宅に太陽光発電を設置することで、電気料金が安くなったり、売電収入が入ったりします。また国の固定買取制度はまだまだ続くので、安心して太陽光発電を設置できます。
本記事が賃貸共同住宅に太陽光発電の設置は可能なのかについて詳しく知りたい方に届けば幸いです。