太陽光発電とセットで導入したい家庭用蓄電池!容量の目安は?
家庭用蓄電池は、太陽光発電とセットで導入したいものです。セットで同時に設置すれば、別々で設置するよりも費用を抑えられるでしょう。ただし、家庭用蓄電池は容量が大きければよいわけではありません。そこで今回の記事では、家庭用蓄電池の容量の決め方について解説します。家庭用蓄電池の購入を検討している人は参考にしてください。
家庭用蓄電池の容量の目安とは
自宅に太陽光発電を設置するなら、家庭用蓄電池も一緒に設置するのが理想です。しかし、家庭用蓄電池の容量は、どのように選んだらよいのか悩む人も少なくありません。ここでは家庭用蓄電池の容量の目安について説明しましょう。
太陽光発電のkWと同じ蓄電池を選ぶのは誤り
太陽光発電の発電量は、その日の天気に大きく影響されます。太陽光電池の容量は大きいほうが理想です。しかし、家庭用蓄電池については、適切な容量を選ばないと停電時に正しく機能しない恐れもあります。
また、蓄電池の容量が大きいほど導入費用は高くなり、設置スペースを確保する必要があります。実は太陽光発電システムのkW(キロワット)数と、蓄電池の容量をそろえる考え方は間違いです。kWは、瞬間の電力の単位を表します。
その一方で、蓄電池の容量はkWh(キロワットアワー)で表します。kWhは電力量の単位です。1kWの消費電力の家電製品を1時間使用した場合、電力量は1kWhとなります。
必要な容量の検討方法
ここでは、蓄電池の容量の検討方法について解説しましょう。平均して昼間に太陽光発電で11kWh発電するケースで説明します。自宅での電気消費量が3kWhであれば、8kWhが余ります。
このとき、8kWhすべて売電せずに蓄電に回したい場合は、8kWhの容量の蓄電池が必要となるのです。
家庭用蓄電池の容量の決め方・選び方
家庭用蓄電池の容量の決め方は、各家庭によって異なります。昼間の平均発電量と、家庭での電気使用量を比べて、しっかり検討する必要があります。
停電時に使用する電力量
蓄電池は、自然災害などで停電したときに使用します。まずは停電した場合に、普段通りに電気を使いたいのか、それとも必要最低限の電気が使いたいか検討しましょう。エアコンは電力使用量が高い家電製品です。
そのため、停電時にエアコンを使用できなくてもよければ、蓄電池の容量が小さめでもよいでしょう。このように、まずは停電時に使用したい家電製品を考えてその家電製品の出力を確認しましょう。
蓄電池の対応電圧
家庭用蓄電池の容量を考える際は、蓄電池の対応電圧も考慮しましょう。対応電圧によっては、停電時に一部の家電製品が使用できない恐れがあります。電圧とは、電気を押し出す力のことです。電圧はV(ボルト)で表し、電圧が高いほど電気を送る力が強いといえます。
家庭用蓄電池には、100V対応と200V対応の2種類があります。100V対応の家庭用蓄電池は、照明や冷蔵庫、テレビなどに利用可能です。200V対応の改定用蓄電池は、エアコンやIHクッキングヒーターなどの大型家電の使用時に必要です。200V対応の家電製品は出力が大きく、電気使用量も増えやすくなります。
つまり、蓄電池の残量が早く減ってしまいます。また、トランスユニットという機器で、100Vから200Vに蓄電池の電圧を変えられる製品もあります。自宅で使用している家電製品の対応電圧をチェックしましょう。
容量を選ぶときのポイント
実際に家庭用蓄電池の容量を検討する際は、どんな点に気をつけるべきでしょうか。ここでは家庭用蓄電池の容量の目安について説明しましょう。
普段の電気使用量を把握する
使用する電力量(kWh)は、出力(W)×使用時間÷1,000の計算で求められます。まずは、普段の1日の生活で必要な電気使用量を算出してください。どれくらい蓄電池の容量が必要になるのか、把握できるでしょう。
使用している電化製品の種類を考慮する
次に、普段よく使用する家電製品の出力をチェックしてみましょう。電子レンジは1,400Wほど、エアコンは750Wほどが一般的です。また、洗濯機は400W、冷蔵庫は200Wが目安です。電化製品の出力は、背面などに貼ってあるパネルに記載されています。
そのため、仕様をしっかりチェックしましょう。最新の電化製品は性能が向上し、省エネ性能が高いタイプも多数あります。W数が少ない新しい電化製品への買い替えするのもひとつの手段です。
蓄電池のサイクル数にも着目
家庭用蓄電池の容量を決める際は、サイクル数もチェックしてください。サイクル数とは、蓄電池が充放電できる回数です。電池残量ゼロから満タンまで充電し、使い切るまでを1サイクルと数えます。
一般的な家庭用蓄電池であるリチウムイオン電池は、サイクル数が6,000~1万2,000回程度とされています。また、使用期間の目安は10~15年ほどです。
まとめ
今回は家庭用蓄電池の容量の目安について解説しました。環境に優しい太陽光発電は、持続可能なエネルギーとして注目されています。家庭用蓄電池とセットで導入すると、もしもの災害時にも安心です。自然災害などで停電した場合でも、蓄電池があれば必要な電化製品を使用できます。しかし、蓄電池が適切な容量ではなければ、停電時にうまく機能しない恐れもあります。家庭用蓄電池の容量は、自宅で使っている電化製品の種類に合わせて検討してください。